2021.07.05 キッチン掃除
キッチン掃除で面倒な油汚れを簡単に落とす!おすすめの掃除方法
毎日使う場所だからこそ、キッチン掃除はこまめに行いたいもの。しかし、頑固な油汚れを落とすのは至難の業です。
そこで今回は、油汚れを簡単に落とすキッチン掃除方法を解説します。ピカピカなキッチンで、おいしい料理を作りましょう!
キッチンまわりの油汚れが落ちにくい理由
毎日キチンとお掃除しているはずでも、目立ってしまうキッチンまわりの油汚れ。また、張り切ってお掃除をしても、油汚れは中々落とせません。
なぜキッチンまわりの油汚れは落としにくいのか、まずはその理由について知っておきましょう。
油の粒子
キッチンまわりをよく見てみると「こんな場所まで!?」と思う場所に油が飛び散った跡を見つけることはありませんか?
実は油の粒子はとても細かく、気を付けていても料理中にあちこち飛び散ってしまうもの。
気を付けて毎日掃除をしていても油汚れが目立つのは、油の粒子が飛び散りやすい性質を持つているからです。
油汚れの樹脂化
飛び散った油をそのまま放置してしまうと、酸化して固い油汚れ(樹脂化)になります。樹脂化した油汚れは洗剤が浸透しにくく、頑固な汚れとなってしまうのです。
水と油の相性
仲の悪い人たちを「水と油」と表現するように、油は水との相性が良くありません。
油は水に溶けにくい性質を持っているため、時間が経ってしまった油汚れは水拭きでは汚れが落ちないのです。
キッチン掃除前にチェック!油汚れが気になる場所とは
料理にはかかせない存在でも、掃除となると面倒な油汚れ。
キッチン掃除をする前にチェックしておきたい、油汚れが気になる場所をリストアップしてみました。
ガスコンロ・IHヒーター
料理をする上で欠かせない、ガスコンロまたはIHヒーター。料理をする場所ですから、当然油汚れも目立つ場所です。
換気扇・レンジフード
料理中の煙や匂いを吸い取ってくれる換気扇やレンジフードも、油汚れが気になる場所。掃除をしにくい場所のため、ついつい掃除をサボって油汚れを放置しがちです。
キッチンの壁(クロス・タイル)
キッチンまわりの壁は、粒子の細かい油が飛び散って汚れやすい場所。
特に布素材のクロスは油が浸透しやすいため、気が付くと茶色い油汚れが浮き出てくることもあります。
電子レンジ
キッチンまわりに置いてあることが多い電子レンジ。作り置きの料理を温め直したりする際に、レンジ内部に油が飛び散ることもあります。
魚焼きグリル
「お掃除が面倒だから」という理由から、使用を敬遠する方も多い魚焼きグリル。魚を焼くときに魚の脂が付着するため、頑固な油汚れに悩まされがちです。
キッチン掃除に役立つおすすめの洗剤は?
家の中でも、特にお掃除が面倒なキッチンまわりの油汚れ。そんな油汚れのお掃除の強い味方となってくれるのが「洗剤」です!
しかし、さまざまな種類の洗剤が販売されているため、どの洗剤が油汚れに効果的なのか分からない方も多いはず。
キッチン掃除で役に立つ洗剤を知っておけば、油汚れを落とすストレスからも解放されますよ。
重曹
キッチン掃除で強い味方となるのが、近年話題となっている「重曹」です。重曹はアルカリ性のため、酸性である油汚れを中和するはたらきを持っています。
また粒子が細かいことから、汚れを落として磨く研磨機能にも優れているのが特徴です。
場所によって油汚れの度合いが異なるキッチン掃除では、さまざまな方法で重曹を活用しましょう。
①そのまま使う:油汚れが気になる場所へ重曹をふりかけ、こするだけでOK
②重曹スプレー:スプレー容器に水100ccあたり重曹小さじ1杯(5g)を入れて混ぜるだけ
③重曹ペースト:重曹と水を2:1の割合で混ぜるだけ
④重曹に熱湯をかける:二酸化炭素の泡で汚れを分解できる
そのほかにも、水を張ったシンクなどに重曹をふりかけ、つけおきする方法もあります。
軽い汚れにはスプレーを噴射、頑固な油汚れはペーストを塗って放置、頑固な油汚れは熱湯をかけるのがベストです。
ただし、重曹を粉のまま使用する場合は、掃除場所に傷がつかないか確認したうえで使いましょう。またアルミ素材は黒ずみの原因になるため、使用は控えてくださいね。
セスキ炭酸ソーダ
重曹と共にさまざまな場所のお掃除で大活躍するのが「セスキ炭酸ソーダ」です。
重曹との違いは、アルカリ性の度合いが高く水に溶けやすい性質であること。
水に溶けにくい重曹はスプレーをすると白く残ることがありますが、セスキ炭酸ソーダは溶け残りが少ないため仕上げ掃除も簡単です。
キッチン掃除では、水500mlに対して小さじ1(5g)を混ぜてスプレー容器に入れた、セスキスプレーが役立ちます。
また頑固な油汚れには、ぬるま湯にセスキ炭酸ソーダを溶かして数十分入れておく、つけおき洗いがおすすめです。
アルカリ性洗剤
市販されているキッチン用洗剤も、油汚れを落とすアルカリ性の洗剤です。
キッチン用洗剤のパッケージには「アルカリ性」「弱アルカリ性」の2種類の表記があり、頑固な油汚れを落としたい場合はアルカリ性表記がおすすめです。
頑固な油汚れを落とす!簡単なキッチン掃除方法
キッチン掃除で気になる油汚れを落とす方法を、汚れの落ちにくさ順に分けてご紹介します。
軽い油汚れのキッチン掃除方法
キッチンに付いた軽い油汚れであれば、洗剤をスプレー&拭き掃除が簡単です!
・ガスコンロやIHヒーターのまわり
・キッチンの壁(クロス・タイル)
・キッチンの引き出しなど
・電子レンジ
などの場所であれば、以下の方法でお掃除できます。
①アルカリ性の洗剤を汚れが気になる場所にスプレー
②固く絞ったぞうきんで拭く
壁を掃除する時は、下から上へ拭くことで液だれ跡を残しません。また、すぐに落ちない汚れはスプレーをした後に数分置くと良いでしょう。
落としきれないIHヒーターのこげ付きは、スプレー後に丸めたラップでクルクルと円を描くように掃除すると汚れが落とせます。
こびりついた頑固な油汚れを落とす方法
長いこと放置して油汚れが樹脂化してしまった場所は、アルカリ性洗剤でのつけおき洗いがおすすめです。
・ガスコンロの五徳
・換気扇・レンジフード
・魚焼きグリル
などの場所は部品を分解して掃除できるため、漬け置き洗いを行いましょう。
①ぬるま湯を張り、重曹またはセスキ炭酸ソーダを溶かす
②油汚れを落としたいものを入れ、そのまま30~40分程つけおきしておく
③お湯から取り出し、スポンジや歯ブラシなどで浮いた汚れを落とす
取り外しができない部分は、キッチンペーパーに洗剤をスプレーして貼り付けて置くのもおすすめです。
また電子レンジ内の頑固な油汚れは、水200mlにセスキ炭酸ソーダまたは重曹小さじ1杯(5g)を溶かした耐熱皿を入れて、ラップをせずに電子レンジで6分加熱します。
加熱後は扉を開けずに30分放置し、そのあとレンジ内をよく拭けば綺麗に汚れが落ちますよ。
キッチン掃除の注意点
油汚れを落とすアルカリ性洗剤は、直接触れると肌荒れを起こす場合があります。お掃除時には必ずゴム手袋を付けることを忘れないようにしましょう。
また、アルカリ性洗剤を使用すると傷つく恐れがある場所には使用しないでくださいね。
まとめ
利用頻度が高く頑固な油汚れが多いキッチン掃除は、アルカリ性洗剤を使用すれば簡単に汚れを落とせます。
キッチン掃除を楽にしたいなら、油が樹脂化する前にキッチンまわりをこまめに拭き掃除しましょう。
今回紹介した方法でも頑固な油汚れは落とせますが、自分でイチからお掃除するには手間も時間もかかります。
そんな時はお掃除のプロにお任せするのが一番!複数の掃除業者から自由に依頼できる「ハウスコンシェルジュ」をぜひご利用くださいね。