2022.01.13 お風呂掃除
お風呂の天井も要チェック!頑固な汚れ・カビを掃除する方法
毎日使うお風呂は、心地よく使うためにも定期的にしっかりと掃除をしたいものですよね。お風呂掃除というと、汚れや髪の毛などが溜まりやすい排水溝や床などを念入りに掃除しがちですが、天井の汚れも忘れたくないところ。
天井は意外と汚れやカビが発生しやすい部分であり、しっかりと掃除をしなくてはカビが繁殖しやすくなってしまうのです。
とはいえ、お風呂の天井は直接手が届くところではないので、工夫を凝らして掃除をする必要があるのが事実。
そこで今回は、お風呂の天井の頑固な汚れやカビを掃除する方法をプロがお教えいたします!
お風呂掃除は天井まで行おう
お風呂掃除というと、蛇口の水垢や湯船の湯垢、排水溝に溜まった髪の毛やぬめりをきれいにして完了してしまっている方が多いのではないでしょうか。
意外と忘れてしまいがちなのが、壁や天井の汚れやカビなのです。壁や天井にもシャワーの水が跳ねており、それを放っておくと頑固な汚れになってしまうというわけです。
お風呂の天井はカビが広がる前に取り掛かって
お風呂の天井掃除は、カビが広がる前に取り掛かるのが理想。カビが広がってしまうと落とすのがより大変になってしまいます。
とはいえ、放っておきすぎて既にカビになってしまっている……というパターンもありますよね。そうなっていても諦めなくてOK。このあと、頑固なカビの落とし方もあわせてご紹介します。
お風呂の天井にカビが生える理由は?
まずは、お風呂の天井に汚れやカビが発生してしまう理由についてお伝えします。
換気しにくい場所だから
そもそもお風呂は、換気がしにくい場所。そのため、ほこりも湿気もその場に溜まりやすくなっているのです。
換気のしにくさと他の理由が相まって、汚れやカビが発生しやすい環境になってしまうというわけです。
湿度が高いから
湿度が高い空間であることもカビが発生してしまう原因です。
カビは湿度が60%を超えると徐々に活動し始め、湿度が上がるほどその繁殖するスピードが加速するといわれています。
汚れや水が飛び散るから
シャワーの水は意外にも広範囲に飛び散っているものです。勢い余って汚れや水は天井まで届いてしまうのに、普段過ごしているとなかなか目に入らない部分なので、汚れやカビがそのまま放っておかれてしまいがちになるのです。
お風呂の天井掃除に必要な道具とは
では、お風呂の天井掃除のためにはどのようなアイテムを準備すべきなのでしょうか。ここからは、実際に天井掃除をするときに必要になるアイテムをまとめてご紹介します。
レインコート
まずはレインコートです。
天井掃除をするときは床掃除と違い、水滴などが重力に沿って天井から落ちてきます。そのため、普通の服装で掃除をしていると、水滴で洋服が汚れてしまうのです。
レインコートはそれらの水や汚れから守ってくれるので、天井掃除のときには用意しておくと安心でしょう。
メガネ
掃除をしている間の水しぶきや使用する洗剤から目を守るために、メガネも用意しておきましょう。
洗剤などが目に入ると、炎症を起こすなどその後の生活に影響を与えることがあります。
リスクを避けるためにも、掃除の際はしっかり目を守っておきたいところです。
マスク
目と同じように、鼻と口もマスクで覆って守ってあげましょう。
ゴム手袋
掃除をする際には、汚れやカビを直接触ってしまわないよう、ゴム手袋をして行うことをおすすめしています。
直接触れていないので衛生面的にも安心ですし、天井掃除へのハードルの高さも和らぐはずです。
フローリングワイパー
塩素系漂白剤
天井のカビをしっかりと落としたい場合は、塩素系漂白剤の出番です。
ただし、塩素系漂白剤は絶対に酸性の洗剤と混ぜないように注意しましょう。「混ぜるな危険」の表記がないものに関しても塩素ガスが発生する危険性があるので、「書いてないからOK」ではなく、基本的には一緒にならないように意識して注意する必要があります。
アルコール除菌スプレー
天井の軽い汚れを落とすのであれば、アルコール除菌スプレーを用意しましょう。
最近の情勢によってより多くのアルコール除菌スプレーが販売されているので、手に入りやすいといえるでしょう。
キッチンペーパー
フローリングワイパーのシート部分には、キッチンペーパーをつけるのがおすすめ。
一度の掃除で何枚も使用することになるので、正規のシートではなくコストパフォーマンスのいいキッチンペーパーを準備しておくといいでしょう。
お風呂の天井にある汚れを掃除する手順
続いて、お風呂の天井の汚れを掃除する手順をご紹介します。
まずは換気をする
まずはお風呂を換気することからスタートします。窓がある浴室であれば窓を開け、なければ換気扇などを回して換気をするようにしましょう。
レインコート・メガネ・マスク・ゴム手袋を装着する
洋服や目・鼻・口を守るためのレインコート・メガネ・マスクを装着し、ゴム手袋をはめてから掃除に取り掛かります。
フローリングワイパーにキッチンペーパーを巻く
必要なアイテムの装着が完了したら、続いて掃除用具の準備に取り掛かりましょう。フローリングワイパーのシート部分にキッチンペーパーを巻きます。
ペーパーにアルコール除菌スプレーを染み込ませる
フローリングワイパーに巻いたキッチンペーパーに、アルコール除菌スプレーを染み込ませます。
天井にフローリングワイパーをつけて拭く
アルコール除菌スプレーを染み込ませたら、フローリングワイパーで床を掃除するときと同じようにシートを天井につけ、そのまま汚れを拭き取ります。
ある程度シートに汚れが溜まったら、新しいキッチンペーパーに付け替え、再度アルコール除菌スプレーを染み込ませてから天井を掃除しましょう。汚れを落とし切ったら完了です。
お風呂の天井にあるカビを掃除する手順
アルコール除菌スプレーでは落としきれないのが「カビ」。天井に住み着いたカビは直接擦ったりスプレーを噴射したりできないので厄介ですよね。
続いては、そんなお風呂の天井にあるカビを掃除する手順をお伝えします。
換気をする
先ほどの汚れ取りと同じように、まずは浴室の換気からスタートします。換気をしないまま掃除をはじめると、洗剤の成分によって体調を崩してしまう可能性もあるので注意しましょう。
装備を装着する
続いて、汚れ取りと同じようにレインコート・メガネ・マスク・ゴム手袋を装着します。カビ取りのときの方が強い洗剤を使っているので、できる限り触れないようにしましょう。
フローリングワイパーにキッチンペーパーを巻く
必要な装備を装着したら、フローリングワイパーのシート部分にキッチンペーパーを巻きます。
このフローリングワイパーにキッチンペーパーを巻くところまでは、汚れ取りの工程と同じです。
塩素系漂白剤をつける
巻いたキッチンペーパーに塩素系漂白剤をつけます。先ほどお伝えした通り、塩素系漂白剤を使用する際には、酸性の洗剤などと混ざらないように注意しましょう。
塩素系漂白剤の泡をカビ部分に馴染ませる
フローリングワイパーにつけた塩素系漂白剤の泡を腕を伸ばして天井につけ、カビ部分になじませます。このとき、5分から10分ほど放置するのがポイントです。
泡が足りなければ塩素系漂白剤を足し、カビ部分全てに泡がつくようにしましょう。
キッチンペーパーを付け替え水を含ませる
泡をカビ部分全体に塗布し放置したら、キッチンペーパーをつけかえます。付け替えたら、キッチンペーパーに水を含ませましょう。
塩素系漂白剤をつけた部分を水拭きする
水を含ませたキッチンペーパーで塩素系漂白剤の泡を塗布した部分を拭き取ります。泡をつけたところ全体を水拭きできるまで繰り返しましょう。
キッチンペーパーを再度付け替え乾拭きする
水拭きが完了したら乾いたキッチンペーパーをフローリングワイパーにつけ、仕上げに乾拭きをして完了です。
水気が残っているとカビのもとになってしまうので、丁寧に乾拭きしましょう。
お風呂の天井にカビを増やさないためには?
定期的に天井の汚れやカビを掃除することで常に清潔な状態をキープできますが、カビをできる限り増やさないように工夫をすることも可能です。
こまめに換気する
こまめに換気をすることでカビの発生を抑えられます。
じめっとした空気がこもっている空間はカビにとってとても住みやすい環境。換気をして空気を循環させることで、カビの発生を抑えられるでしょう。
天井は月に一度程度は掃除する
カビが発生しにくい環境を作っても、どうしても汚れもカビもついてしまうもの。とはいえ、何日かおきに天井掃除をするのはかなりの負担ですよね。
月に一度程度を目安に掃除をしてあげるようにしましょう。
カビ予防グッズを取り入れる
カビ予防グッズに頼ることもひとつの方法です。グッズを置いておくことでカビの発生を抑えることが可能。
まとめ
頑固でなかなか手の届きにくいお風呂の天井の汚れやカビですが、グッズを上手に使うことでスムーズに掃除ができます。
とはいえ、定期的に掃除するのがむずかしい方もいますよね。そんな場合はプロの手を借りるという選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。
「ハウスコンシェルジュ」では、複数の掃除の専門家からあなたの悩みに合ったプロを選定してサポートしてもらえます。掃除のお悩みを抱えている方は、ぜひ活用してみてくださいね。