コンシェルジュコラム

2022.03.07 部屋掃除

おうち時間も快適なお部屋掃除の基本を伝授

仕事やプライベートでも忙しい日々を過ごしていると、部屋の掃除の機会を逃してしまいがち。快適なおうち時間を過ごす上で定期的なお部屋掃除はかかせません。

しかし、お部屋掃除が苦手な人にとっては「どこからお部屋掃除を始めるべきか分からない……」とお悩みなのではないでしょうか?

そこで本記事では、つい部屋を散らかしてしまう人でもできる基本のお部屋掃除方法をお教えします!

いつもキレイなお部屋で過ごしたい人は、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。

1. お部屋掃除を始める前にすべきこと

お部屋全体が散らかっている場合、お部屋掃除がうまく進まず時間がかかってしまうものす。また、掃除の効率が落ちるだけでなく、掃除のモチベーションも下がります。

せっかくお部屋掃除を始めても「今日はもうお部屋掃除はや~めた!」と、やる気を失くしてしまい、お部屋掃除が中途半端になってしまう可能性も……。

そこでここでは、お部屋掃除前にすべき3つのポイントをご紹介します。

しっかりお部屋をキレイにするためにも、お部屋掃除を始める前の下準備をしっかりとしておきましょう。

お部屋のゴミをゴミ袋にまとめる
整理整頓されている部屋と散らかった部屋の違いは、部屋の中に物が散乱しているということです。まずはお部屋全体を見回して、目に付いたゴミはゴミ袋にまとめていきましょう。

このとき、お部屋のゴミをすべて1つのゴミ袋にポイポイ入れてしまうと、ゴミを一度出して分別しなければいけません。掃除の手間をふやさないためにも、ゴミを捨てる前に大まかにゴミの分別をしておきましょう!

主に分別してほしいのは、以下のようなゴミです。

プラスチックゴミ(食品のパッケージ、ペットボトルなど)
紙類(読み終わった雑誌や郵便物、段ボールなど)
缶、ビン
住んでいる地域によって誤差はあるものの、上記のゴミは分別して回収されるゴミです。地域ごとのゴミ出しルールを守るためにも、面倒くさがらずきちんと分別しておきましょう。

そのほかのゴミは、基本的に燃やせるゴミにまとめておけば後々手間はかかりません。また、分別で迷ったときはゴミのパッケージを見てみましょう。

ほとんどのパッケージには「紙」「プラ」などの記載があります。

あきらかに不要な物は処分する
お部屋掃除が苦手な人の部屋をよく見ると、ほこりをかぶったまま放置されているものがたくさんあります。

お部屋にいらない物が増えてしまうのは「どんな物を捨てるべきか分からない」「物を捨てるのがもったいない」と考えてついつい物に執着してしまうからです。

しかし、お部屋に置いてある物が多ければ多いほどお部屋掃除は大変になります。この機会にあきらかに不要だと思える物は処分してしまいましょう。

不要な物を決める基準は、最後に使用した日から1年間使っていないかどうかです。1年もの長い間手に取っていないということは、明らかに自分にとって必要のないものといえます。

「買ってから1回しか着ていないから……」「思い出の品だし、未練が残る……」と思っても、部屋に不要な物を置くスペースがなければ思い切って処分すべきです。

もしも、状態が良いなどの理由で捨てるにはもったいないと思う物があれば、リサイクルショップに持ち込むのがおすすめ。

誰かに使ってもらえると分かれば安心ですし、そこで引き取ってもらえないと分かれば「コレはゴミなんだ」と潔く捨てる決意がつきます。

掃除する箇所を決めておく
お部屋掃除が苦手な人は、つい張り切って「1日ですべてのお部屋をキレイにするぞ!」と考えてしまいがち。しかし、汚くなった部屋を1日で掃除するとなると、掃除が雑になるだけではなく途中で挫折する可能性も高くなります。

お部屋掃除のモチベーションを下げないためにも、あらかじめ「今日はリビングだけにする」「テーブル周りを片付ける」など、掃除をする箇所を決めておきましょう。

またお部屋掃除を途中で諦めてしまわないように「今日の掃除が終わったら好きなものを食べる」など、自分に頑張ったご褒美を用意するのもおすすめです。

大変なお部屋掃除は無理せずに自分のできる範囲でやることが大事。また、きちんとゴールを設定しておくことで、お部屋掃除が終わった後に大きな達成感を味わえます。

最初は面倒でしかなかったお部屋掃除も、達成感やお部屋がキレイになった爽快感を味わうことで、だんだんと楽しくなってくるはずですよ。

2. お部屋掃除に必要な道具


お部屋掃除の前にゴミや不要な物を処分すると、以前より大分部屋がスッキリしたと感じることでしょう。ただし、ここからがお部屋掃除の本番です!

お部屋掃除を始める前に、お部屋掃除にはどんな道具が必要なのかきちんとチェックしておきましょう。

いざ始めたお部屋掃除で掃除に必要な道具が揃っていないと、掃除を中断して買い出しにする手間がかかります。そうならないようにも、こちらを参考にきちんと準備しておいてくださいね。

ゴミ袋
家に燃やせるゴミは常備しているという人でも、分別用のゴミ袋がない人は多いのではないでしょうか。また、この機会に自分の住んでいる場所のゴミ出しルールを調べておけば、今後お部屋にゴミを溜め込んでしまうことも避けられます。

ゴミ袋の種類は地域によってさまざまですが、以下のようなものに分けられます。

燃やせるゴミの袋(生ごみ、衣類、生活ごみなど)
燃やせないゴミの袋(金属、ガラス、食器など)
資源ごみの袋(プラスチック、缶、ビン、ペットボトルなど)

資源ごみは、ゴミ出しのルールが複雑になりがち。専用の袋がいらないところもあればゴミ置き場に設置された専用の箱に入れるというパターンもあるので、ゴミ出しの前にきちんとルールを確認しておくべきです。

また、紙類や粗大ごみなどはゴミ袋に入れずに指定のルールで出すなどの取り決めもあるので、自治体のルールに従いましょう。

ゴミ袋は種類だけでなく大きさもいくつか用意されています。自分の暮らしにあったゴミ袋のサイズでないと、ゴミを溜め込んだりゴミ袋の数が多すぎたりするので気を付けてくださいね。

1週間でゴミ出しをするペースであれば、以下のサイズがあると安心です。

一人または2人暮らしの場合:20~30L
家族で暮らしている場合:30~45L

お部屋掃除はたくさんのゴミが出やすいので、いつもより大きめのゴミ袋をストックしておくのもおすすめです。

掃除機
手では取り除けないような細かなゴミを一気に吸い込んでくれる、お部屋掃除では頼もしい味方の掃除機。しかし、掃除機が使いにくい場合、お部屋掃除を面倒に感じてしまうことも……。

お部屋掃除が苦手な人は、自分の部屋にある掃除機の性能を今一度チェックしてみましょう。チェックする性能は以下の3つです。

吸引力
コードの有無
サイズ

吸引力が強い掃除機は、掃除の手間が省けるので便利。また、コードレスの掃除機は部屋の移動に手間がかからないため、掃除の時短にも繋がります。

そして、掃除機のサイズは掃除の頻度によって使い分けるのがおすすめ。部屋全体の掃除であれば通常の掃除機で問題ありませんが、テーブル周りなどちょっとした掃除はすぐに取り出せるハンディタイプの掃除機を1台用意しておくと便利です。

雑巾
掃除機で取り切れなかった微細なゴミを掃除できる雑巾。お部屋掃除の際に大活躍の雑巾は、部屋ごとに2~3枚用意しておくと安心です。

まず1枚は洗剤や水をつけて使う水ぶき用、そしてもう1枚は掃除の仕上げに使用する乾拭き用です。また部屋の汚れ具合によって雑巾の消耗具合が異なるので、洗い替え用などにもう1枚あると良いでしょう。

また、お部屋掃除の下準備で捨てると決めた不要な服や使い古したタオルを雑巾代わりに使用する手もあります。洋服やタオルは雑巾よりも面積が広いため、床などの広い部分を掃除するときに活躍しますよ。

さらに綿素材の雑巾よりも細かな繊維で作られたマイクロファイバークロス)

段ボール&ビニール紐
お部屋掃除の下準備でゴミ袋に入りきらなかったものや、不要ではないけれど部屋に散らかって収納場所がきまっていない物は、用意しておいた段ボールに入れて保存しておきましょう。

また、ビニール紐は不要になった雑誌や段ボールをまとめておくのに便利です。地域によってはビニール紐でまとめた状態でゴミ出しをするところもありますので、1つ用意しておけば安心です。

マスク&軍手
お部屋掃除中は、お部屋につもったホコリや小さなゴミが空気中に舞い上がります。ホコリやダニの死骸などのゴミはアレルギーを引き起こす原因にもなるため、掃除中に吸い込んでしまわないように、しっかりとマスクをつけておきましょう。

また、お部屋掃除中は家具の移動やゴミの分別などで手をケガする恐れもあります。掃除の前に軍手をつけて手をガードしておきましょう。また、軍手は棚のスキマなど細かな部分を掃除するときに雑巾代わりとしても活躍します。

掃除用洗剤
お部屋掃除をサボってしまうと、掃除機や水ぶきだけでは落ちない汚れがあることも。そんなときはお掃除用の洗剤を使用しましょう。

また、近年は自然界の素材を活かした洗剤を使用する「ナチュラルクリーニング」が人気です。ナチュラルクリーニングで主に使用するものは以下の通り。

重曹:手垢や軽い油汚れなど
セスキ炭酸ソーダ:こびりついた油汚れなど
クエン酸:水垢や石鹸カスの汚れなど
過酸化ナトリウム:汚れの漂白や除菌など

汚れの性質によって使い分けられるので、セットで揃えておくと便利です。また界面活性剤などが入っていないので、食品を扱うキッチンなどで使えると評判ですよ。

3. お部屋掃除の基本的な流れ


お部屋掃除の下準備が終わって掃除に必要な道具を揃えたら、ここから本格的なお部屋掃除のはじまりです!

お部屋掃除をスムーズに終わらせるためにも、ここではお部屋掃除の基本の流れに沿って進めていきましょう。
これまでお部屋掃除を自己流にしてきたという人も、お部屋掃除の基本の流れを踏まえれば掃除の時間が短縮できるかもしれませんよ。

掃除の邪魔になるものはまとめておく
お部屋掃除前にゴミや不要な物を処分しても、お部屋の中にはまだ物がある状態のはずです。部屋に物が残っている状態では掃除がしにくいですし、掃除のたびに家具を移動するとなると掃除の効率が悪くなってしまいます。

大きな家具や小物など、お部屋掃除の邪魔になりそうなものはできるだけ部屋の外に運び出しておくようにしましょう。
ジャンルごとに分別してまとめると便利

部屋に置きっぱなしのまま放置されている物や家具に収納しきれていない小物は、以下の基準で箱ごとに分別しておくようにしてください。

使用する場所(ベッドやテーブル周りなど)
ジャンル(本や雑誌、アクセサリー、美容家電など)
使用頻度(毎日使うもの、月1で使うものなど)

このような基準で物を分けておくと、いざ必要になったときに部屋のあちこちを探す必要がなくなるほか収納もしやすくなって便利ですよ。

天井から床、奥から手前に掃除
お部屋掃除中に家具などについたホコリが舞い上がると、わざわざお部屋掃除をしても再びホコリが部屋中に降り積もってしまうことがあります。

お部屋のホコリが舞い上がらないようにするには、上から下(天井から床)の順番で掃除をしていきましょう。高いところから掃除をして、仕上げに下に積もったホコリを掃除すればまた汚れたところを掃除する手間も省けます。

また、部屋の奥から手前という流れで掃除をすると、キレイになった場所に汚れを持ち込む恐れがないのでお部屋掃除の効率が上がります。棚などを拭く時も綺麗になった場所が再び汚れないよう、奥から手前に掃除する癖をつけておきましょう。

まとめておいた家具や物を元に戻す
お部屋掃除が完了したら、部屋の外に運びだしておいた家具や物を再び元に戻します。この際に、あらかじめ分けておいた小物を家具などに収納してください。

いつも部屋のあちこちに散らばっていた小物が片付けば、清潔で整理整頓されたキレイなお部屋に大変身です!

4. お部屋掃除がラクになるポイント

覚悟を決めてお部屋掃除をしたけれど「お部屋掃除がどうしても苦手……」と感じる人は多くいます。お部屋掃除をラクにするコツはズバリ、綺麗なお部屋を保つこと。

お部屋掃除が毎回大掃除にならないためにも、以下のポイントを参考にしてくださいね。

部屋に必要な物しか買わない
お部屋が汚くなりやすい理由は、部屋のサイズに比べて物が多すぎるからです。不要な物を増やさないようにするためには、衝動買いをやめましょう。

また、物を買う前に「本当に自分にとって必要か」「1カ月先もこれを使っているか」を基準にして購入すべきかどうかを考えましょう。

部屋に必要な物だけ置くようにすれば部屋を散らかすことも減り、不要な物を処分する手間も省けます。

物をどこに置くか決めておく
部屋のどこにどんな物を置くか決めていないと、部屋のあちこちに物を置いてしまうため結果的に部屋が散らかります。

文房具なら机の引き出しに、メイク用品は化粧台の中など、物の住所を決めておくことが大切です。物の置いてある場所を決めるだけではなく、物を出したらきちんと決められた場所に戻すことも忘れずに。

それぞれ物の置く場所が決まっていれば「あれ、どこにやったっけ?」と部屋中をひっくり返すこともなくなりますよ。

細かな小物は箱などにまとめておく
細かな小物は小さいため紛失しやすく、すぐにバラバラに散らかってしまいがちです。部屋に小物を収納する場所がないという人は、小物をまとめておくスペースを作りましょう。

小物入れ
書類ファイル
ウォールポケット

などは、ホームセンターや100均ショップでも購入可能です。小物のサイズに合わせて用意しておけば、見た目もスッキリして小物が散らかることもありません。

週に1度のお部屋掃除を習慣化する
お部屋掃除が大変になる理由は、長い間部屋を散らかしているからです。時間のかかるお部屋掃除は、掃除が苦手じゃない人だって大変に感じるもの。

苦労をしてまでお部屋掃除をしたのだから、キレイなお部屋の状態を維持するためにも1週間に1度はこまめに掃除をする習慣をつけましょう。

1週間に1度の掃除ならゴミの量も少ないですし、汚れもすぐに落とせるレベルのはずです。また、こまめな掃除なら掃除の時間も多くかからないため「掃除が大変」だと感じることもありません。

お部屋掃除を一大イベントではなく日常のルーティーンに組み込むことで、掃除をするモチベーションを長く維持できることでしょう。

 

5. 自分では難しいお部屋掃除はプロにお願いしよう

お部屋掃除をしたいと考えている人の中には「お部屋に物が多すぎて掃除が何日もかかってしまう」「忙しくて部屋の掃除をする合間がない」と困っている方もいることでしょう。

そんなときは、お部屋掃除をプロに任せるのがおすすめです。プロにお部屋掃除を任せれば部屋の中のゴミの分別や処分もしてくれますし、いつもより掃除の効率が上がるのでお部屋掃除の日数もかかりません。

急遽引っ越しが決まってお部屋掃除が間に合わない状況や、お部屋掃除の時間を自分の好きなことにあてたいという人は、ぜひお部屋掃除を「ハウスコンシェルジュ」に依頼してみてくださいね。

https://houseconcierge.net/