コンシェルジュコラム

2022.04.05 お風呂掃除

お風呂掃除の正しい頻度とは|毎日できる手間いらずの浴室の簡単掃除方法を一挙紹介

高温多湿であるお風呂場は、カビや雑菌が繁殖しやすい環境です。身体の汚れを落とす場所であるお風呂場が、不潔な状態になってしまうのは絶対に避けたいところ。

ただ、お風呂掃除は手間も時間もかかります。中腰姿勢になることも多く、身体の負担も大きいです。お風呂掃除が面倒で、できる限り回数を減らしたいと考える方もいます。

そこで今回の記事では、お風呂掃除の正しい頻度や場所別の簡単な掃除方法をまとめました。お風呂掃除が面倒な方や、誰でもできる簡単な方法を知りたい方にはとくにおすすめです。

本記事内では、お風呂を綺麗な状態に保つために日頃から試してほしい5つのコツも紹介しています。

1.お風呂掃除をしないとどうなる?

お風呂掃除は、定期的に行わないと以下のようなトラブルが起こります。詳細は次の通りです。

雑菌やカビが繁殖する
肌荒れや体調不良になる恐れ

各トラブルの詳細や原因を解説します。お風呂掃除を行うだけで、トラブルは未然に防ぐことが可能です。

雑菌やカビが繁殖する
お風呂場を掃除しないと、雑菌やカビが繁殖します。お風呂場には、大きく6種類の汚れがあります。詳細は次の通りです。

水垢
石鹸カス
湯垢
黒カビ
赤カビ
皮脂汚れ

以上の汚れは、長年お風呂掃除をしていないとどんどん溜まり続けます。雑菌やカビが繁殖
すれば身体にも良くない影響を及ぼす可能性があるので、注意が必要です。

また、直接目に見えない部分では排水管にも汚れが溜まっていきます。排水管に汚れが溜まると詰まりや嫌なニオイが発生するので、かなり不衛生です。

身体を綺麗にする場所だからこそ、どこよりも清潔であることが大切。毎日でも出来る簡単な掃除方法もあります。お風呂掃除を定期的に行って、汚れが溜まるのを予防しましょう。

肌荒れや体調不良になる恐れ
肌荒れが全く治らない方や、原因不明の体調不良に悩まされている方はお風呂掃除をしているかどうか確認してください。じつは、お風呂掃除を怠ってしまうと、肌荒れや体調不良になる恐れがあります。

お風呂場を長年掃除していないと、汚れが溜まった状態になります。汚れが溜まり続けると、カビや雑菌が繁殖し肌荒れや体調不良などを引き起こす原因に。元々、お風呂場は高温多湿でカビや雑菌が繁殖しやすい環境です。こまめにお風呂掃除を行って、清潔な状態を保ってあげることが大切です。

2.お風呂掃除の理想の頻度は「毎日」

お風呂掃除は、出来る限り毎日行うのが理想です。今回は、お風呂掃除の頻度や毎日した方がいい理由についてまとめました。詳細は次の通りです。

お風呂掃除を毎日した方がいい理由
最低でも2日に1回は掃除すべき
汚れが蓄積すると落ちづらくなる

各ポイントの詳細を解説します。

お風呂掃除を毎日した方がいい理由
お風呂場掃除を毎日行うことを面倒・億劫に感じる方は多くいます。広いスペースを毎日手作業で洗うのは、身体的にも精神的にも大変です。

ただ、お風呂場は毎日必ず使う場所。家族の人数が多ければ、その分使用頻度も高くなります。お風呂場を使うたびに汚れが付着するため、毎日こまめに掃除することが大切です。

もちろん、毎日本格的なお風呂掃除を行う必要はありません。本記事内の「掃除したての綺麗なお風呂をなるべくキープする方法」にあるような汚れを落とせる簡単な方法を実践していくことも大切です。

最低でも2日に1回は掃除すべき
毎日掃除をするのはどうしても面倒または仕事・家事が忙しいのでなかなか時間がない方は、最低でも2日に1回のお風呂掃除を心がけてください。お風呂場は毎日汚れが溜まっていく場所です。こまめな掃除が大切ですが、どうしても余裕がない方は2日に1回は必ず掃除をしましょう。

あまりに掃除の期間が空いてしまうと、その分1回の掃除にかなりの時間を要します。1回の掃除時間をなるべく短縮するためにも、日頃から簡単なことでもいいので掃除を行ってください。

汚れが蓄積すると落ちづらくなる
長い間お風呂掃除をしていないと壁や床、浴室などありとあらゆる場所に汚れが蓄積していきます。溜まった汚れは、付着直後のものよりも落としづらいです。簡単な方法では落ちないので、洗剤や酷い場合はクリーニング業者に依頼する必要があります。

お風呂掃除を怠るとその分手間や時間、料金がかかるのはかなりのデメリットです。毎日または2日に1回はお風呂掃除を行って、余計な出費を防いでください。

3. 【部分別】毎日できる簡単なお掃除方法

お風呂は、日常生活のなかでついた汚れを落とす重要な場所です。常に清潔な状態を保ってあげるためには、毎日掃除をする必要があります。

ただ、毎日お風呂掃除をするのがどうしても面倒な方は多くいます。そこで今回は、毎日できる簡単なお風呂掃除方法を部分別にまとめました。詳細は次の通りです。

浴槽の場合
浴室の場合
排水口の場合

各掃除方法の詳細や使用する道具なども紹介します。

浴槽の場合
浴槽を簡単に綺麗にできる掃除方法は、以下の通りです。毎日の浴槽掃除には、大きく3つのステップがあります。

浴槽全体に熱いシャワーをかける
スポンジで擦る(中性洗剤をつけるのもおすすめ)
洗い流す

まず、浴槽全体にお湯をかけます。この工程だけでも表面についた汚れを簡単に洗い流すことは、可能です。

次に、スポンジを使って擦ります。細かな部分が気になる場合には、歯ブラシなどを使うのもおすすめ。強く擦ってしまうと傷がつく恐れがあるので、注意が必要です。傷部分に汚れがたまり、カビや雑菌が繫殖してしまいます。

最後は、スポンジで擦ったことで落ちた汚れを洗い流していきましょう。テクニックやコツいらずの方法なので、誰でも簡単に行えます。時間もかからない方法なので、毎日でも続けやすいです。

浴室の場合
毎日できる浴室の簡単掃除方法は、以下の通りです。

スポンジを使って汚れが気になる部分を擦る
熱いシャワーをかける
冷たいシャワーをかける

まず、石鹸カスや皮脂汚れなどを軽くスポンジを使って落としていきましょう。そのあと、熱いシャワー・冷たいシャワーをかければ終了です。その後は、湿気が高くならないように換気扇を回したり水滴を取ったりします。

ただ、毎日の簡単な掃除では汚れを完全に取り除くことは難しいです。洗剤を使用したより入念な掃除を、定期的に行いましょう。洗剤を使用するより入念な掃除は、時間がかかります。週末などの集中できるタイミングで、行うのがおすすめです。

排水口の場合
排水口を簡単に綺麗にするなら、溜まった髪の毛を取り除く方法がおすすめです。排水口に溜まった髪の毛を取るだけで、排水口部分に汚れが溜まるのを防げます。排水溝に髪の毛が溜まるのを予防することにも効果てきです。

ただし、お風呂の場合は排水管の掃除も重要です。排水管の掃除を怠ってしまうと、嫌なニオイがしたり害虫が出てきたりする恐れが。排水管部分に汚れが溜まると、詰まって水が流れないトラブルに発展する可能性も十分あります。

4.掃除したての綺麗なお風呂をなるべくキープする方法

じつは、日頃から少しのポイントを注意するだけでお風呂の綺麗な状態をキープすることは可能です。今回は、お風呂の状態をなるべく綺麗に保つための5つのコツをまとめました。詳細は次の通りです。

換気する
入浴後にすぐ掃除する
水気をとる
熱いシャワーを全体的にかける
アイテムを床に置かない

各コツの詳細や重要である理由を紹介します。

換気する
お風呂をなるべく綺麗な状態でキープするなら、使用後に換気を心掛けてください。高温多湿であるお風呂は、カビや雑菌が繁殖しやすいです。そのため、なるべく湿度が高くならないように換気してあげる必要があります。

お風呂を使ったあとは換気扇を回したり、ドアを開けたりして空気の逃げ道を作ってあげることが大切です。逃げ道を作れば、お風呂内の空気の入れ替えにもなります。

入浴後にすぐ掃除する
お風呂をなるべく綺麗な状態でキープしたいなら、入浴後にすぐ掃除するのもおすすめです。本格的な掃除をする必要は、ありません。お風呂を使ったときについたであろう汚れを、簡単に落とすことが大切です。

例えば、浴槽を簡単にスポンジで擦ったり熱いシャワーをかけたりなどでも十分。汚れが蓄積されないように、ついてしまった汚れは早い段階で掃除しておきましょう。排水口部分に溜まった髪の毛を取るのも有効です。

素手で髪の毛を取るのは嫌な方は、手袋やビニール袋を事前に用意しておくのも1つの方法。排水口部分に溜まった髪の毛を取るだけで、詰まりや排水管の汚れを抑えることにも繋がります。

水気をとる
お風呂をなるべく綺麗な状態でキープしたいなら、使用後には水気を取っておくのがおすすめです。水滴がついた状態で放置すると、水垢になったり雑菌が繫殖したりします。お風呂を使った後は、浴室全体の水気を簡単に取ってあげることが大切です。

また、浴室に置いてあるアイテムの水気を切るのも忘れずに行いましょう。水滴が溜まっていると水が垂れるまたは石鹸カスや水垢の原因になります。

熱いシャワーを全体的にかける
お風呂をなるべく綺麗な状態でキープするなら、熱いお湯をお風呂場全体にかけるのがおすすめです。使い終わった浴槽には、さまざまな汚れが付着している状態。お風呂を使った直後に熱いお湯をかけてあげるだけで壁や床、浴槽内についた汚れを洗い流せます。

汚れはついてから時間が経てば経つほど、取れにくくなります。お風呂を使った直後など、汚れがついて間もないタイミングで行うことが重要です。

アイテムを床に置かない
お風呂をなるべく綺麗な状態でキープするなら、使うアイテムを直接床に置かないようにしましょう。床にアイテムを置くと、汚れが付着したり溜まったりする恐れがあります。床よりも高い位置に置いたり取り付けたりして、汚れの付着を未然に防ぐことが大切です。

また、アイテムを床に置かなければ水がつくのを防げます。アイテムについた水が垂れたことによる水垢を防ぐのにも、有効的です。

5. お風呂掃除の頻度を守っても汚れが落ちない!頑固な汚れを落とす方法

毎日お風呂掃除を欠かさず行っても汚れが落ちない方に向けて、今回は頑固な汚れを落とす方法を紹介します。頑固な汚れには、正しい対処を行って確実に落とすことが大切です。詳細は次の通りです。

汚れにあう洗剤を使う
重曹・クエン酸を使用する方法もアリ
プロに依頼する

各方法の詳細や理由をまとめました。どうしても取れない頑固な汚れは、プロのクリーニング業者に依頼するのが一番確実でおすすめです。

汚れにあう洗剤を使う
お風呂掃除に使われる洗剤には、さまざまな種類が存在します。お風呂に溜まった頑固な汚れを落とすなら、汚れのタイプにあった洗剤を選ぶことが大切です。お風呂掃除用の洗剤には、大きく4つの種類があります。

中性
酸性
アルカリ性
塩素系

中性洗剤は、お風呂場のどんな性質の汚れも掃除できます。壁や床、浴槽などお風呂場のあらゆる場所に対応してくれるのもかなり魅力的です。

酸性洗剤は、アルカリ性の汚れ(水垢や石鹸カスなど)に有効です。酸性洗剤を使うときには、塩素系洗剤と混ぜるのは危険。有毒ガスが発生します。

アルカリ性洗剤は、皮脂汚れなどにおすすめです。嫌なヌメリや壁・タイルのカビを落とすなら塩素系の洗剤を使ってください。

重曹・クエン酸を使用する方法もアリ
お風呂掃除をするなら、重曹・クエン酸を使った方法がおすすめ。重曹は酸性に、クエン酸はアルカリ性の汚れに強いです。重曹・クエン酸を使えば、お風呂の汚れのほとんどに対応できます。

重曹・クエン酸を使ったお風呂掃除には、大きく4つの方法が存在します。詳細は次の通りです。

水に溶かしてスプレー状にする
粉状のまま振りかける
つけ置き洗い
水に溶かしてペースト状にする

以上の方法を確認すると、どれも比較的簡単かつ手軽にできる方法であることが理解できます。重曹・クエン酸を使えば、誰でも簡単に頑固な汚れを落とすことが可能です。

例えば、浴室の床の黒ずみなどが気になる場合には粉状のまま直接振りかけるのがおすすめです。その後、スポンジを使って擦ってから洗い流せば簡単に汚れを落とせます。

また、重曹・クエン酸を使えばお風呂場にあるアイテム(ボトルや浴室の椅子など)も綺麗にできます。お風呂場全体をしっかり綺麗にしたい方にも、おすすめです。

プロに依頼する
どうしても取れない汚れがあるまたは掃除をしても嫌な臭い・ヌルヌルした状態が消えないなら、プロのクリーニング業者に依頼するのがおすすめです。プロの業者に依頼すれば、一般の方ではなかなか取りきれなかった頑固な汚れもしっかり掃除してくれます。

また、プロの業者はお風呂掃除の経験が豊富です。汚れに合わせてさまざまなアプローチをしてくれるので、今まで取れなかった汚れや自分では届かなかった部分までしっかり綺麗にしてくれます。

ただし、クリーニング業者に依頼するのは料金がかかります。料金設定は各業者によって違うので、十分検討することが大切です。

クリーニング業者に依頼する場合、担当スタッフを自宅に入れる必要があります。知らない人が自宅に入ってくるのが怖いまたは不安な方は、口コミ評判を参考にしながら信頼できる業者を探しましょう。

6. お風呂掃除の頻度は毎日が最適!頑固な汚れはプロに依頼しよう

お風呂掃除の頻度は、毎日行うのがおすすめです。お風呂場は高温多湿であるため、カビや雑菌が繫殖しやすくなっています。定期的に掃除をすることで、カビや雑菌が繁殖しない清潔な環境を保つことが大切です。

なかなか取れない頑固な汚れは、プロのクリーニング業者に依頼するのがおすすめです。プロの業者に依頼すれば、専門的な知識・技術を有するスタッフの方が専門機械を使って汚れを落としてくれます。

普段の掃除では取りきれなかった汚れも、プロの業者を利用すれば根こそぎ除去することが可能です。わざわざ自分で掃除をする手間も時間も省けるので、かなり便利なサービスです。

プロの業者に依頼するための料金やサービス内容は、各業者によって大きく異なります。自身が求めるサービスや料金設定の業者を複数社見つけて、比較・検討するのがおすすめです。