2022.04.05 エアコン掃除
エアコン掃除にぴったりの洗剤とは?洗剤に適した掃除のやり方も紹介
エアコンは定期的にしっかりとお手入れをしていても、落ちにくい汚れが発生してしまうことがあります。洗剤にはさまざまな種類があるので、どの洗剤を使用すれば良いのか迷う方も多いと思います。そこで今回は、エアコン掃除に必要な道具をご紹介します。
掃除後のエアコンを清潔に保つ方法についてもお教えしますので、最適な洗剤を使ってエアコンの汚れを落としてくださいね!
1.エアコン掃除に最適な洗剤とは?特徴と利用方法
洗剤には大きく分けて酸性、中性、アルカリ性の3つの性質があります。素材によっては酸性は使えない、アルカリ性は使えないといったものもあります。ここではエアコン掃除で使える洗剤について紹介していきます。
中性洗剤
中性洗剤は、薬液が中性の性質を持った洗浄剤です。中性洗剤は洗剤の中では安全性が高く、金属への腐食の影響も小さく、中和剤も必要ないため、幅広い範囲で手軽に使用できるのが特長です。人の肌にとってもエアコンの機器本体にとっても負担や影響が最小限に抑えられます。
ただし、泡立ちがあるため水で洗い流す作業が必須となりますし、安全性が高い反面、洗浄力がそれほど高くありません。頑固な汚れに対しては洗浄力不足になってしまうでしょう。
中性洗剤の利用方法
中性洗剤は、酸性、アルカリ性の洗剤に比べると比較的安全です。とはいえ、完全に無害ではございませんので、必要に応じて手袋などを使用し、皮膚や機器への影響を注意しながら使用するようにしてください。
中性洗剤は、「バスマジックリン」、「キュキュット」(花王)などの住居用・キッチン用の洗剤なので、扱いもそれほど難しくありません。中性洗剤は水で薄めて利用してもいいですし、40〜50℃くらいのお湯に薄めて利用するとより効果を発揮します。
重曹
重曹は「重炭酸曹達(ソーダ)」の略で、弱アルカリ性の洗剤です。重曹は弱アルカリ性の性質を持っている洗剤で、反対の酸性の汚れに対して有効です。頑固な汚れやたばこのヤニなどに対しては、弱アルカリ性の洗剤や重曹を使用することになるでしょう。
アルカリ性の性質を持った洗浄剤で、化学変化によって頑固な汚れも効果的に除去できます。カビの菌が増殖するのを抑制する「静菌効果」も持っているので、綺麗に掃除したエアコンのカビ予防にもなります。
重曹の利用方法
アルカリ性である性質上、アルミ・すず・亜鉛などの金属腐食のおそれ、および皮膚に付着した際の薬品やけどのおそれがあります。重曹は水よりもお湯に溶けやすいため、中性洗剤と同様に50℃程度のお湯で薄めて利用しましょう。
エアコンではカビ汚れに対して有効ですが、弱アルカリ性の洗剤は油汚れに対して強く、大半の油汚れを分解できますので、コンロ周りや油汚れにも活用できます。
セスキ炭酸ソーダ
セスキ炭酸ソーダは、重曹よりもアルカリ性度が高いのが特徴です。油脂をある程度乳化することができるので、酸性の油汚れやベタベタ汚れに効果的です。重曹で汚れが落ちなかった場合には、セスキ炭酸ソーダを活用しましょう。
ただし、重曹と同様に皮膚など人体に対して若干の影響があることと、アルミなど一部の金属に対して影響が生じる場合があることに注意が必要です。
セスキ炭酸ソーダの利用方法
セスキ炭酸ソーダは重曹よりも水に溶けやすい性質があります。そのため、中性洗剤や重曹とは違い、水にそのまま溶かして利用できます。使用時には必ず手袋を着用し、手に触れないようにしましょう。汚れ強度の高い場所のエアコンの洗浄にも使用可能です。
酸素系漂白剤
洗剤を使用する際に最も注意したいのは、塩素系の洗剤です。こちらは酸性の性質をもつ洗浄剤で、アルカリ性洗浄剤の成分の中和処理に使用します。「漂白、除菌、消臭」などたくさんの効果を発揮してくれます。
シリカやカルシウムなどの堆積汚れにも効果的です。汚れが頑固にこびりついてしまっている場合は、ハイター・ワイドハイター・オキシクリーン・手間なしブライトなどの酸素系漂白剤がおすすめです。
酸素系漂白剤の利用方法
酸素系漂白剤はお湯でなくてもとけますから、水に薄めて利用します。「ワイドハイター」(花王)、「手間なしブライト」(ライオン)、「オキシクリーン」(グラフィコ)などがあります。
アルカリ性洗浄剤と同様、かなり強い部類の洗剤になるので、利用の際は換気を徹底するとともに、絶対に直接手で触れないようにしてください。また、酸性の洗剤と混ぜる塩素ガスが発生して死亡事故に繋がってしまうことがあるので、取り扱いには十分注意しましょう。
フィルタークリーナー
フィルタークリーナーは、その名のとおりフィルターの洗浄を目的に開発された洗剤です。フィルターに付着したオイルやほこりなどの汚れを簡単に取り除きます。又、水に乳化するため水洗いもできフィルターの素材をいためることなく安心して使用出来ます。
臭いがきつく、水で洗浄すると更に強烈な臭いとなり基本は屋外でないと使用できません。フィルターを取ってから外で洗浄するか、風呂場などで換気扇を回しながら掃除をするといいでしょう。
ファンクリーナー
家庭用ルームエアコンのファン(送風機)の洗浄剤です。泡で汚れを浮かすタイプのスプレー洗剤で、ブラシなしでもフィルターを洗浄できます。
中和防食を兼ねたリンスが短時間で泡を消失させ、汚れを落とします。洗浄液がファンにしっかりと付着するので、汚れを簡単に分解してくれます。
濡れると故障の原因となる電気部品やリモコン受光部などはアルミホイルなどや新聞紙を使い洗浄液がかからないように保護してください。暖房時期には、洗浄液が気化して異臭がすることがありますので、1時間ほど送風運転を行いエアコン内部を自然乾燥させましょう。
エアゾール製品を締め切った狭い場所で一時的に大量使用する場合、気分が悪くなることもありますので、必ず換気をして下さい。
フィンクリーナー
長年堆積した油脂、ヤニ、ホコリ等の汚れを強力除去してくれます。簡単なスプレー式洗浄剤では取れなかったシロッコファン羽根部の汚れもきれいになりますよ。洗浄液噴射→10分放置→洗浄液噴射→10分放置→水で洗い流し→除湿運転で乾燥する手順で作業をしましょう。
噴霧の仕方によって多少変わりますが、15倍ほどに薄めて使用するのがおすすめです。一台当たり約0.8〜1リットルほど使用します。希釈しても成分が強いので、マスク、ゴム手袋はした方が良いでしょう。
2. 洗剤を使って自分で出来るエアコン掃除方法
それでは紹介した洗剤を使って、どうやって掃除をしていけばいいかを紹介します。安全性の高い洗剤から称することが望ましいため、最初は中性洗剤を使用し、それでだめなら弱アルカリ性の洗剤を使用するといった流れが望ましいでしょう。
吹き出し口の掃除方法
まずは、エアコンの吹き出し口の掃除方法を紹介します。吹き出し口にはほこりがたまりやすいですし、結露するとカビが生えることもあります。上下に動くため、誇りが固まると動く部分に負荷がかかり、故障の原因にもなります。
吹き出し口の掃除には、洗剤液をスプレーするのが便利です。吹き出し口の掃除だけならばそれほど多くの手順は必要ありませんので、チェックしましょう。
霧吹きで洗剤をかける
サッと拭くだけで取れるホコリなどは、エアコンの内部・外部共に大まかに除去しておきましょう。その後、まずはカビやヤニ汚れの部分に洗剤を適量かけます。軽い汚れには中性洗剤、落ちにくい汚れには重曹水が便利です。それでも落ちにくい場合は、「マジックリン」などのカビ用洗剤もおすすめです。
汚れに洗剤をスプレーしていくだけでOK。スプレーし終えたら10分程度放置して、汚れに洗剤をなじませましょう。
このときのポイントは、エアコンの内部まで洗剤が入り込まないようにスプレーの強さを調整することです。もしもエアコン内部まで洗剤が入ると、漏電などに繋がってしまいます。
タオルやブラシ、スポンジで磨く
洗剤をかけて一定時間が経過したら、フィルターを傷つけない柔らかいスポンジやブラシで軽くタオルで磨きましょう。狭い場所や隅の部分には、割りばしなど棒状のものにキッチンペーパーを巻き付けて拭き取ったり、「激落ちくん」などメラミンスポンジを使うのも有効です。
カビの発生を抑えたり消毒をしたい場合は、追加でアルコールの一種の「無水エタノール」をかけて仕上げてもいいでしょう。
エアコン表面の掃除方法
次にエアコン表面の掃除方法を紹介します。基本的に、エアコン表面の掃除方法も、吹き出し口と同様の方法でOKです。エアコン表面の掃除も吹き出し口と同様に、洗剤を吹きかけてください。しばらく放置してから布巾で拭き上げればOKです。
汚れの部分を中心に、水拭きか洗浄液を付けた水拭きで清掃し、その他の部分もかけてしまいましょう。また、いずれの部位にも水分や洗浄成分の残存がないよう注意します。エアコン表面が綺麗になると、部屋のイメージもクリーンになりますよ。
フィルター部分の掃除
次に、フィルター部分の掃除です。フィルターは通り抜ける空気のホコリをキャッチして綺麗にします。そのため、ほこりやハウスダスト、ごみがたくさんついています。
こちらは手間が多くかかりますので、ここでは簡単に説明し、次の章で詳しく説明します。フィルターのホコリを掃除機で吸い取り、水洗いします。フィルターの掃除にも、中性洗剤、重曹、セスキ炭酸ソーダが使えます。洗浄液を使用する際は、フィルターを傷つけない柔らかいスポンジやブラシで軽くこすりましょう。
汚れがひどい場合はクエン酸水でつけ置き洗いしてもOKです。フィルターは洗浄した部位をしっかりと乾拭きし、日陰干しして乾かしましょう。しっかり乾いていないとカビの発生の元となるため、仕上げに送風モードで30分ほど運転して全体を乾燥させるのがおすすめです。
エアコン内部の掃除
最後はエアコン内部の掃除です。内部にも汚れはたまりやすく、エアコン内部の汚れはカビも多く、吸い込むことでアレルギー性鼻炎や喘息の症状が出ることもあります。掃除はしっかりしたいところですが、ここは、自分で行わない方がいいでしょう。
触れてはいけない部分に触れて感電してしまったり、漏電してしまい火災に繋がってしまう可能性があります。詳しくは下の章で解説しますが、基本的にはエアコン内部の掃除は業者に依頼するのが一番です。
3.自分で簡単にできるフィルターの掃除方法
フィルター掃除は月に2回が理想的と言われています。エアコンの効きが悪くなっている場合は、フィルターが汚れているせいかもしれません。ここからは、エアコンフィルター掃除の方法を詳しく紹介していきます。
フィルター掃除で用意するもの
まずは、エアコンフィルターをお掃除する際に用意しておきたいものを確認します。
- 掃除機
- タオル
- 脚立
- 新聞紙
- やわらかいブラシ
- 中性洗剤
ブラシは使い終わった歯ブラシで十分ですし、中性洗剤は洗濯用や台所用など元々家にあるものを使えます。脚立は、無くてもエアコン全体に手が届く場合は必要ありません。椅子や台などでも代用できます。
ちなみに、フィルター掃除をこまめにしている場合は、ブラシや洗剤も毎回は必要ありません。2週間に1度で大丈夫ですから、週に一度のお手入れの場合は用意しなくてかまいません。
フィルター掃除の手順
続いて、フィルターの掃除方法です。
- ①フィルターを外す前にまず掃除機をかける
- ②フィルターをゆっくり丁寧に外す
- ③フィルターの表側からそっと掃除機をかける
- ④フィルターを裏面から水洗いする
以上がエアコンフィルター掃除の流れとなります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
①フィルターを外す前にまず掃除機をかける
エアコンのフィルター掃除を怠ってしまうと、健康への悪影響や電気代の増加など、いくつかのデメリットがあります。そのため、エアコンフィルターを外す前には掃除機で軽くホコリを掃除しておきましょう。
エアコンのカバーを開けフィルターを取り外しますが、その前にまず掃除機をかけてください。ホコリがついた状態で作業を行うと、空気中にホコリが舞ってしまったり、床や家具の上に落ちたりしてしまいます。
②フィルターをゆっくり丁寧に外す
その後、エアコンの前面カバーを上に持ち上げてフィルターを外します。無理に持ち上げようとすると破損してしまいますので気を付けましょう。フィルターにはつまみが付いており、そこから外せるようになっていますので、左右2枚のフィルターを外してください。
エアコンフィルターは外したら床に新聞紙などを敷くか、ベランダなどに出して立てかけておきましょう。ほこりの舞いが少なくなります。
ちなみにフィルタークリーナーというフィルター掃除用の洗浄スプレーがドラッグストアなどで売られているので、そのスプレーを使えばその後は楽に掃除できますが、扱いが少し難しいので、初心者にはおすすめしません。
③フィルターの表側からそっと掃除機をかける
フィルターを外したら、 エアコンフィルターの表側から優しく掃除機をかけましょう。エアコンフィルターの裏側から吸うとフィルターの表側のホコリを無理に裏側に引っ張り目を詰まらせてしまいますから、気を付けてくださいね。
エアコン本体に付いていた時にこっちを向いていた面のことを「表側」と呼んでいます。フィルター掃除を全然していなかった人はひと目でどちらかわかるはずです。網の目の部分から詰まった汚れを吸い取りましょう。
頻繁にフィルターの掃除をしている場合は、水洗いをする必要はないかもしれません。汚れの程度に応じて掃除方法を決めましょう。
④フィルターを裏面から水洗いする
掃除機で取り切れなかったほこりはシャワーなどを使い水洗いします。水洗いは先程の掃除機での方法とは逆から行うようにしましょう。フィルターの網目を広げないように古い歯ブラシなどで優しくこすりながらほこりを洗い流すのがおすすめです。
頑固な汚れが落ちない時は中性洗剤も併用するとフィルターはピカピカになります。タバコのヤニやキッチンからの油汚れなどがある場合、水洗いする前に中性洗剤を溶かした水にしばらく漬け込んでから水洗いしてもいいでしょう。カビや汚れが気になる場合は、5分ほど放置してから流してくださいね。
フィルターの水を切ったら、タオルで水気を拭き取りましょう。綺麗なタオルでフィルターの両面からはさみ、ポンポンと優しく拭き取ってください。電気を通す機械なので、水が残ると危ないです。陰干しをして乾燥させてくださいね。
4. エアコン内部のお掃除はプロにお任せ!
エアコンクリーニングの洗剤について解説しましたが、全ての汚れが落とせるというわけではありません。頑固な汚れや手の届かないところ、エアコンの分解が必要な箇所などは、自分で掃除をするのは困難です。洗剤を使っても落とせない汚れを落としたいなら、エアコンクリーニングの専門業者へ依頼することがベストです。
エアコン内部を自分で行うと危険
エアコン内部の汚れは上記で説明したとおり、カビやハウスダストが多いため、増えれば増えるほど人体に悪さをしてしまうこともあります。そのため、放置するのは危険です。ですが、エアコン洗浄は、正しい手順で行わないと洗い残しが発生し、エアコンの部品の腐食やカビの原因にもなります。
業者に依頼すると、エアコンを分解し、内部のカビや汚れを取り除いてくれます。漏電などの心配もなく、安心して依頼できるでしょう。また、以下の1つでも当てはまるなら、自分で掃除をするのは大変なので、業者に依頼した方がいいでしょう。
- 1年以上エアコン掃除をしていない
- 吹き出し口にもカビが生えている
- エアコンを付けるとカビ臭さを感じる
- エアコンの効きが悪い
プロのエアコン掃除方法
ここまで記事をお読みいただいて分かったと思うのですが、エアコンを自分の力だけで内部までしっかりとお掃除するのは難しいのです。誤って変な所を触ってしまうと故障する危険もありますし、面倒な作業も非常に多いです。
3〜5年以上しっかりとした掃除を行っていないエアコン は、もしかしたら目に見えない部分がとても汚れているかもしれません。日々の細かな手入れは自分でできますが、年に1回や半年に1回は、プロに頼んでエアコン内部までしっかりとキレイにしてもらいましょう。ここでは、プロのエアコン掃除方法について解説します。
①エアコンのパネル等の部品を分解
エアコンのカバーを外し、続いてフィルターを外します。カバーの破損や精密機械部分を水に濡らしてしまうことがあるので故障の原因になります。パネルが外れたら、熱交のセンサーを取り外しましょう。
必ず同じように再現しないといけないので、1mm狂ったら収まり悪くなり共鳴音がしてしまいます。分解するのは非常に多くの手順や部品が必要になりますから、とても大変です。熱交換器と背面樹脂、冷媒配管が残っています。
②汚れや洗剤が飛び散らないように養生を行う
エアコンの基盤部分に水分がかからないよう、しっかりと養生します。養生とは、水分が基盤などの機械部分にかからないように保護することです。洗剤や水を防ぐために裏側からマスカーで養生をし、排水用にビニールのチューブも取り付けます。
左側の奥を袋状にするのが養生のポイントです。こうすることにより、高圧洗浄しても養生から水が出てしまうことがありません。プロのエアコンクリーニングは10リットルもの水を使って洗い流すと言われています。しっかりと保護してから作業してくれます。
③エアコン内部を高圧洗浄機で丸洗い
続いて洗浄です。エアコン用の洗剤は、大変危険な強アルカリの洗剤を使いますのでご家庭ではなかなか扱えるものではありません。プロは高圧洗浄機を使い、専用の洗剤が含まれた水分を吸い上げて洗い流します。
エアコン内部はブラシなどでゴシゴシ掃除できるわけではなく、洗剤の力でカビやホコリを落とすので洗浄力が強いものを採用しています。
フィン部分にかけるものはエアコンの排水管から流れていき、吹き出し口付近にかけるものは先ほど取り付けた排水用のビニールから流れていきます。ここで大部分のカビとホコリを洗い流していきます。
フィルターと解体したカバーはお風呂場で洗浄します。掃除機で大きいホコリを吸い取ったら、シャワーを当てて、フィルターの目に詰まった細かいホコリを水圧で落とします。洗浄後は目に見える汚れを拭き取り、乾燥させます。暖房なら30分から一時間、送風なら最低一時間程度かけて水分を飛ばしていきます。
④防カビ剤を使ってカビ予防
エアコン内のカビは、1〜2年掃除をしていないと、あっという間に増殖してしまいます。エアコンクリーニング業者に依頼するとオプションやサービスで用意されている「防カビ抗菌コート」は、カビや細菌の繁殖予防のためにエアコン内部をコーティングすることです。防カビ抗菌コートをしておくことで、繁殖を抑えることが出来ます。
カビ抗菌コートは、半年〜1年間くらい効果が持続すると言われています。カビコートが終わると、エアコンから出ている空気からはカビ臭さが無くなっていることが確認できるはずです。専用の薬品でコーティングをかけて防カビを行います。
最終的にカバーを取りつけてクリーニングは終了です。
5. 最適な洗剤を使ってエアコンの汚れを落とそう
エアコンからの風は部屋の温度を快適に調節してくれますが、使用環境によって、エアコンの汚れの成分・強度は千差万別です。
素人がエアコンの分解洗浄をやろうとして、分解したエアコンを元に戻せなくなってしまうことはよくあるようです。それだけなら可愛いものですが、水濡れ厳禁の部分を濡らしてエアコンを壊したり、最悪漏電による火災を発生させてしまう恐れもあります。
クリーニング業者には、エアコンクリーニングに関する専門知識や技術があるので、どの箇所をどのように清掃すれば良いのかを熟知しています。洗剤を使用しても落ちない汚れや、エアコン内部の汚れなどはエアコン専門のクリーニング業者への依頼をおすすめします。
プロにエアコンクリーニングやハウスクリーニングを頼む場合は、利用した人の口コミを見ることでその実態を確認でき、エアコンクリーニングを想像しやすくなります。エアコンクリーニングの基本料金だけでなく、どういう時に追加費用が発生するのか・出張費用はかかるか・作業範囲の説明など、詳細な情報を載せているところもありますから、ホームページをチェックするのもおすすめですよ。
エアコンがキレイになると、電気代節約・臭いの解消・病気リスクの低減にもつながりますよ。エアコンをピカピカにして、快適な生活を送りましょう!