コンシェルジュコラム

2021.07.05 トイレ掃除

お掃除のプロに聞く!トイレ掃除に欠かせないアイテムと正しい順番とは

毎日使うトイレは、汚れも毎日たまっていくものです。トイレ掃除は黒ずみや水垢、尿石など、ニオイや雑菌がたまる前に細かく行いたいですが、家事に追われて毎日やるのは難しいですよね。そこで、今回はお掃除のプロに、トイレ汚れに効果的な掃除のやり方を伝授していただきました!

トイレ掃除の基本は除菌

トイレの床や壁、便座、便器には尿が飛び散っています。そのため、トイレの汚れには雑菌が多く含まれてしまいます。トイレの嫌なニオイの原因は、除去しきれなかった雑菌が原因なのです。

トイレ掃除においては、その雑菌汚れを排除する「除菌」が基本になります。

薬局で手に入る消毒用エタノールには殺菌・消毒作用がありますので、トイレを清潔に保てるだけでなく、菌の繁殖を防ぐことが可能です。水洗レバーやドアノブ、ペーパーホルダーなど、人の手が触れる部分の黒ずみ汚れには、ハイターやカビキラーなどのアルカリ性の塩素系漂白剤も有効ですよ。

汚れや雑菌が気になる場所では、掃除用具の使い回しは控えます。掃除シートなど、使い捨ての方が簡単で掃除がしやすく、便利です。お掃除シートは厚手で除菌効果があるものを選びましょう。

汚れをしっかり落とす道具を使う

トイレの掃除において、とても大事なのが「道具選び」です。道具にこだわることによって、効率的な掃除ができるだけでなく、未来の汚れを予防することも可能です。トイレ掃除の負担を減らすため、道具は汚れに応じて変えていきましょう。

毎日の簡単な掃除には「スポンジ」

日々の掃除で便器の黄ばみや尿石、水垢汚れを落とすならば、スポンジが効果的です。軽度の汚れならば水を軽く含ませただけで掃除が出来ますし、水はねしにくいので、掃除中に汚れが飛び散りません。

こびりついた汚れの場合、中性洗剤をスポンジに吹きかけてから使うのがおすすめです。さっとこするだけで、嫌な臭いの元になっているアンモニアを取ることができますよ。

「トイレブラシ」は半球形で曲がっていないものがおすすめ

トイレブラシは、便器に直接触れる掃除道具です。便器裏のフチのような見づらいところは、汚れがたまりやすい場所です。すみずみまで汚れをしっかりこすり落とせるよう、自宅のトイレの形に合ったものを選びましょう。

トイレの中でも最も汚れている便器の中を掃除するのがトイレブラシです。そのため、衛生面が気になるところですよね。トイレに置いておいて使い回す場合、ブラシの先が底に付かない収納ケースのものを使うのがおすすめ。短毛でできているブラシなら水切れがいいので、カビが繁殖することは少ないでしょう。後片付けも簡単です。

とはいえ、やはり雑菌に直接触れる掃除道具ですから、数ヶ月でブラシそのものを交換するのをおすすめします。もしくは、使い捨てタイプにするのも便利です。ブラシ自体に濃縮された洗剤が含まれている商品や、ヘッド部分をそのままトイレに流せる商品もありますので、自分の掃除スタイルに合わせて選びましょう。

掃除の順番を守ることが大切

トイレ掃除には、正しい順番があるのをご存じですか? お掃除のプロは、この「正しい順番」を必ず守って掃除しているんですよ。正しい順番を理解して掃除をしていけば、雑菌を広げないだけでなく、掃除時間短縮にもつながります。ここでは、正しいトイレ掃除の順番をチェックしていきましょう!

手順① 便器(トイレ本体)の掃除

トイレ掃除の基本の順番は「上から下へ、奥から手前へ」と言われています。便器の汚れが床や壁に飛び散るのを防ぐため、本体以外の部分は後半に掃除するようにしましょう。

まずは便器にトイレ用の洗剤を振りかけます。ガンコな汚れの場合、トイレットペーパーを重ね、その上から洗剤を吹きかけるのがプロの技です。

洗剤を汚れにしみこませている間に、トイレのタンク部分・便座を掃除しましょう。このときつい見落としがちなのが、シンクやレバー。雑菌の温床なので、トイレ蓋の裏・便座を拭くときに、必ず一緒に拭き掃除をしてくださいね。このとき、部位ごとにトイレシートを交換するのがおすすめです。

外側の掃除が終了したら、水で流します。残っている汚れは、トイレブラシを使って落としましょう。落としきれない場合は歯ブラシなどを使うと、汚れが落としやすいですよ。

手順② 壁の掃除

壁は汚れが目立ちにくい部分ですが、実は尿の飛沫やトイレットペーパーのチリ、外からのホコリなどで汚れている部分です。この尿の飛沫が雑菌と反応してアンモニア臭の原因になっていると言われています。便器の外部分を掃除したのと同じトイレシートを使い、壁全体を掃除しましょう。

壁と床は毎日掃除しなくても大丈夫です。週に一度しっかり掃除をすることで、ニオイの元を断つことができます。特に汚れやすいのが便器の両サイド。男性の腰の高さまでの部分です。集中的に拭き取り、除菌しましょう。

壁がタイルの場合はアルカリ性洗剤を直接吹きかけてキッチンペーパーやスポンジで落としてもいいですが、壁紙の場合は水拭きできないこともあります。その際は、本格的に掃除をする前に目立たないところで試してみるのがおすすめです。

手順③ 床の掃除

最後が、トイレの床です。壁同様に尿はねがありますし、トイレットペーパーから出るホコリも菌の繁殖を促してしまいます。

特に汚れが溜まりやすいのが、便器と床のつなぎの部分です。実際に私もその部分の掃除は「汚れがたまっていて嫌だな……」と思うことがあります。放置すると雑菌の温床になってしまうので、汚れをためる前に日々の掃除で「汚さ」を防ぐ対策がおすすめです。

まずは、フローリングワイパーを使って、床に落ちているホコリや髪の毛などを取りましょう。すぐに洗剤を吹きかけると、汚れが濡れて取りにくくなってしまうためです。ホコリなどを取りきったら、床と便器の境目に洗剤やクエン酸水を吹きかけます。その部分をメラミンスポンジやボロ布等を使って集中的に拭き取ります。

あまり汚れていない部分は、お掃除シートやスプレーを染み込ませたボロ布などを使いましょう。床全体をしっかり拭きとります。

トイレの床の汚れは、トイレマットを敷いておくとある程度防げます。その分トイレマット自体に汚れがたまり、放置してしまうと悪臭の原因になる可能性もあります。いくつか替えを用意し、適度に洗濯して常に綺麗な状態にしておきましょう。

まとめ

トイレの汚れは、ためてしまえばしまうほど掃除が大変になってしまいます。汚い部分は触りたくなくなってしまいますし、汚れ自体も落ちにくくなりますよね。大切なのは、「汚れを見たらすぐ掃除する!」ということです。

トイレ掃除は、正しい順番と正しい道具を覚えておくことが大事です。日々の掃除にトイレ掃除も加えることで、汚れも増えず、キレイなトイレを簡単にキープできるようになるでしょう。今回紹介した方法を、ぜひ毎日にお掃除に取り入れてみてくださいね。

今回トイレの簡単な掃除方法解説しましたが、トイレ掃除ってどうしても後回しにしてしまうことも多いと思います。

そんな時はお掃除のプロにお任せするのが一番です!複数の掃除業者から自由に依頼できる「ハウスコンシェルジュ」をぜひご利用くださいね。

ハウスコンシェルジュで簡単お掃除依頼はコチラ