2022.01.13 エアコン掃除
エアコンの臭い取りは自分でできる?効果的なやり方を伝授
エアコンの臭いが気になる!臭い取りは自分でできる?
エアコンを購入して一定期間使用していると、臭いが気になってきませんか?
エアコンの臭いの原因にはどのようなことが考えられるのでしょうか。
エアコンの臭いの原因
エアコンの臭いの原因は、内部に繁殖したカビや、運転している間に入り込んだホコリ、雑菌などだといわれています。
エアコンは冷気を作って放出しますが、このときエアコン内部に湿度が溜まり、結露が発生しやすくなります。この状態はカビが繁殖しやすい環境です。さらに、エアコンにはフィルターがついていますが、フィルターの目よりも小さいホコリや雑菌はフィルターを通ってエアコン内部に入り込んでしまいます。
こうしたホコリや雑菌は、カビの栄養となるため、さらにカビが増殖しやすくなり、臭いの原因となってしまうのです。
ほかにも、空気を循環させる中で取り込んでしまうタバコや生活臭も、エアコンの臭いの原因になります。
部屋の空気自体が汚れてしまっていると、その空気を吸い込んだ風で温度調節をするため、エアコン内に空気中の汚れや臭いが入り込んでしまうためです。
これはやらないで!間違ったエアコンの臭い取り
最近布類に使用できる消臭スプレーが多く販売されており、エアコンの臭い除去にこれらの消臭スプレーを吹き付けてしまう人がいるようです。
こうした消臭スプレーはエアコン内部に対応していないので、成分がエアコンに付着して、さらにカビの増殖を促してしまいます。
消臭スプレーをエアコンに使用するのはNGです。
また、エアコン用の消臭スプレーも販売されていますが、こちらも使用には注意が必要です。
正しい使用方法でそれなりの消臭効果が期待できますが、十分な消臭効果が得られない場合があります。
また、吹き付ける場所を間違えてしまうと故障の原因になるので、説明書をしっかり読んで正しく使用してください。
自分でできるエアコンの臭い取り方法
エアコンの臭いを取り除く方法として、フィルターの掃除が有効です。
フィルターに臭いの原因が付着していると、エアコンを回すごとに部屋中に臭いが充満してしまいます。
フィルターを取り外してしっかりホコリを取ってから、水洗いしてよく乾かして再度装着してください。
フィルターを掃除する際には、取り外してから掃除機でホコリを吸い取り、あらかたホコリを取ってから洗い流すのがおすすめです。
ホコリだけでなく汚れもひどい場合は、中性洗剤を薄めた水で洗いましょう。
歯ブラシなどを活用すると、隅々の汚れを取り除きやすいです。
洗剤を使ってフィルターを洗った場合は、洗剤が残らないようにしっかりすすいでください。
エアコンの臭いを予防する方法はある?
以下にご紹介する方法は、エアコンの臭いを除去する効果とともに、臭いを予防する効果も期待できます。
ぜひ積極的に実践してください。
運転を停止する前に、1時間ほど送風をする
エアコンの電源を切る前に、1時間ほそ送風運転をすることで、エアコン内部の湿度を改善します。
湿度がなくなるとカビが生えにくくなるので、臭いの原因を抑える効果が期待できます。
エアコンを使わない季節でも、月に1回送風運転をする
春先や秋口は、エアコンを使わずとも快適に過ごせる季節ですね。
しかし長期間エアコンを使わないと、内部の空気が循環しないためカビの増殖が促される可能性があります。
エアコンを使わない時期でも、月に1回1時間ほど送風運転をして、エアコン内部の空気を循環させましょう。
送風運転をすることで、エアコン内にこもったホコリなどを風で流しだすことができます。
送風運転をする際は、換気もしっかり行ってください。
フィルターやカバーをこまめに掃除する
先に紹介しているフィルターの掃除や、エアコンカバーの掃除をこまめに行うことで、臭いを防げます。
頻繁に使用する夏の時期などは、週に1回ほどフィルターやカバーの掃除を行うと臭いを予防できるでしょう。
夏場など頻繁にエアコンを使用する時期は、10日から2週間に1回くらいのペースでフィルターの掃除を行うと、臭いが出にくくなる場合があります。
カバー内も一緒にチェックして、汚れているなと思ったら掃除をしてみてください。
できるだけ部屋の換気をこまめに行う
室内の空気が汚れていると、その汚れた空気を吸いとって冷気を出すエアコンは臭いが出やすくなってしまいます。
換気をこまめに行い、きれいな空気をエアコン内に循環させるように意識してください。
エアコンの臭い取りは業者のクリーニングがおすすめ
自分で対策してもエアコンの臭いが消えない場合は、業者のエアコンクリーニングをお願いすることで、臭いを除去できます。
業者のエアコンクリーニングはすごい!
フィルターやカバーを掃除しても臭いがなくならない場合、エアコン内部にカビやホコリ、雑菌などがこびりついてしまっている可能性があります。
業者のエアコンクリーニングでは、エアコンを分解して家庭では手が届かない部分までしっかり掃除してくれるので、臭いの原因をしっかり除去することが可能です。
また業者がエアコンクリーニングに使用する洗剤は、業務用の作用が強いものなので、洗浄効果が高く汚れを根こそぎ落としてくれることも、臭いの改善に役立ってくれます。
自分で行うと故障の原因になる
まれに、業者のエアコンクリーニングと同様のクリーニングを自宅で行おうとする人もいるようです。
しかしエアコンを分解してのクリーニングは、素人行うと故障の原因となってしまう恐れがあります。
また業者が使用する洗剤や掃除道具と同じ効果を、家庭用の掃除道具で出すことは難しいです。
せっかく内部まで掃除しても、カビが取り切れず逆効果になってしまうこともありえますので、エアコン内部のクリーニングは業者にお願いするのが賢明です。
エアコンクリーニングをしても臭いが取れない場合
業者にエアコンクリーニングを頼んできれいにしてもらったのに、臭いが消えない場合、いくつかの原因が考えられます。
ひとつは1回では汚れが取り切れなかった場合。
もうひとつは、業者がすべてのパーツを掃除してくれなかった場合などです。
その場合は、以下の方法を試してみてください。
最低温度で冷房運転を行う
エアコンを最低温度で稼働すると、エアコン内部に結露が発生します。
臭いの原因が結露に溶け込んで外に流れ出れば、臭いが改善される可能性があります。
通常の温度で運転をして臭いが気になる場合は、1時間ほど最低温度で運転してみてください。
このときは、部屋の窓を開けて新鮮な空気でエアコン内部の空気を循環させましょう。
再度業者に依頼をしてクリーニングしてもらう
同じ業者に連絡をして、エアコンの臭いが改善されていないことを伝え、もう1度クリーニングをしてもらうという方法がひとつ。
もうひとつは、最初に頼んだ業者が残念ながら誠実な仕事をしてくれなかった可能性があるので、別の業者に依頼をしてもう1度クリーニングをしてもらうという方法です。
同じ業者であれば、状況が改善されないことを伝えたら無償で再度クリーニングをしてくれる可能性があります。
それでも臭いが改善されない場合は、別の業者をお願いしてみるのもよいかもしれません。
エアコンクリーニング後の臭い予防対策
先にご紹介した臭いの予防方法を試してみることに加え、エアコンの電源をつけたら最初の10分ほど窓を開けた状態運転してみましょう。
エアコンの使い始めは、エアコン内部のホコリやカビが風に舞って臭いが出ることが多いです。
少し経つと臭いが落ち着く場合がありますので、最初は換気をしながら運転をして、臭いを外に出してしまうと、その後快適に利用できるかもしれません。
エアコンクリーニングは業者選びが重要!
エアコンの臭い取りや臭いの予防については、さまざまな対策方法があります。
臭いが気になる場合は、まず業者にクリーニングをお願いして臭いの原因を徹底的に除去してもらい、その後予防策を実施することが効果的です。
業者によって、クリーニングしてくれる技術や丁寧さが異なる場合がありますので、信頼できる業者を選ぶこともとても重要になります。
「ハウスコンシェルジュ」は、自分で掃除業者を見つけて依頼ができるサービスです。
さまざまな業者から自分に合った業者を選ぶことができますので、ぜひ活用してください。
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