2022.01.13 部屋掃除
畳の正しい掃除・手入れ方法とは?|クエン酸を使った酷い汚れへの対処法も
畳に使用されているのは、天然素材である「い草」。デリケートな素材であるため、状態を悪化させないためにも正しい掃除方法やそれに関する知識を得ておくことが重要です。
本記事では、畳の正しい掃除・手入れ方法について紹介します。トラブル別(カビやダニ等)の掃除の仕方やクエン酸を使う方法も解説しているので、ご覧ください。
畳掃除は正しい方法を知れば簡単にできる
畳掃除には基本的な方法やトラブル別の対処法等、さまざまな手段があります。そのため、正しい方法をしっかりと理解すればトラブルに合わせて的確な対処が可能です。
決して難しい方法ではなく、どれも簡単かつ手軽にできるのでおすすめ。使用している畳の汚れが気になる方や現在の掃除方法に自信がない方も、本記事を参考にしながら丁寧に掃除を行っていきましょう。
基本の畳掃除方法
今回は、基本的な畳の掃除方法について解説を行います。詳細は、次の通りです。
- 必要なアイテムと掃除方法
- 汚れが酷い場合の対処法
各方法の詳細をまとめました。
必要なアイテムと掃除方法
今回は、下記3つのアイテムを使用した方法を紹介します。
- 掃除機
- ほうき
- ぞうきん
掃除機をかける際は、畳の目に沿ってゆっくりかつ丁寧に行うことが大切です。急いで行うと痛めてしまう可能性がある為、畳1枚1枚に時間をかけながら行いましょう。
また、掃除機のなかには「畳モード」がある場合も。より畳へのダメージを回避するなら、畳モードの有無で掃除機を選ぶのもおすすめです。ほうきを使うときは、掃除機と同様に畳の目に沿うようにして細かくはきましょう。
ただ、1点注意すべきなのが「畳のヘリ部分」です。ヘリ部分はダメージを受けやすいので、掃除機はかけないようにしてください。
ぞうきんを使用する際は、あくまでも乾拭き。掃除機・ほうき後に、残ったほこりを乾拭きで除去します。
汚れが酷い場合の対処法【クエン酸を使った方法】
あまりに汚れが酷いなら、クエン酸を使用した方法で畳汚れを取り除いていきます。今回、用意するものは次の通りです。
- クエン酸
- バケツ
- 雑巾
まず、用意したバケツに半分程度水を入れたあと、クエン酸(小さじ1杯)を入れて混ぜます。その後、雑巾を「クエン酸水」に浸してしっかりと絞りましょう。
その後、畳の目に沿う形で拭き掃除をします。拭き掃除を行った後、乾いたぞうきんで十分乾拭きを行います。
湿気は、カビやダ二の原因に繋がる恐れがあるため十分乾燥させましょう。
【トラブル別】畳の掃除方法
今回は、トラブル別の畳掃除の方法を解説します。次の3つのトラブルを中心に、掃除方法をまとめました。
- カビ
- ダニ
- 液体をこぼした場合
各トラブル別の方法を紹介します。自身のお悩みと重なる部分があれば、ぜひチェックしてください。
畳掃除の方法|カビ
万が一、カビが生えてしまった場合使用してほしいのが「消毒用エタノール」です。まず、表面の汚れを乾拭きでさっと取ったら消毒用エタノールをスプレーしましょう。そのあと、再びぞうきんを使ってしっかりと乾拭きを行います。
畳掃除の方法|ダニ
畳表面のダニを取り除いた後、日当たりのよい場所で天日干しを行います。湿気がたまってしまった畳を、十分乾燥させましょう。
ただし、ある程度重さのある畳を取り外して干すという作業はなかなか大変。十分注意をしながら作業を進めてください。
畳掃除の方法|液体をこぼした場合
和室で食事をしている場合、稀に液体をこぼしてしまうこともあるでしょう。この時、ぜひ使用してほしいのが「塩」です。
まず、液体をこぼしてしまったらすぐにタオル等で水分を取り除きます。力強くゴシゴシ擦ってしまうのはNGです。
その後、こぼしてしまった部分に塩をまいて、畳の目に沿う形でブラシでこすり取ります。掃除機を使って塩をしっかり取り除いて、十分しぼった雑巾で拭きましょう。乾燥させれば、終了です。
また、汚れ部分がどうしても気になる場合は「張り替え」も選択肢の1つ。
畳掃除の注意点
今回は、畳掃除を行う上で注意すべき3つの方法を解説します。詳細は、下記の通りです。
- 重曹はNG
- 畳の上からカーペットを使うのはなるべく控える
- 畳の部屋に大きい家具はなるべく置かない
各点ごとに内容をまとめました。畳掃除を実践する前に、注意点をおさえておきましょう。
重曹はNG
汚れをしっかり落とすとき、高い洗浄力がある重曹を想像した方もいたかと思います。
ただ、畳の場合重曹を使用してしまうのはNG。逆に畳にダメージを与えてしまう恐れがあるため、使用は控えることをおすすめします。酷い汚れを落とす際は、「クエン酸」を使いながら落としていきましょう。
畳の上からカーペットを使うのはなるべく控える
お部屋の雰囲気やデザイン、自分の好みに合わせてカーペットや絨毯を使用したい方は多いはず。
ただ、畳の場合は湿気がたまりやすくなってしまうので、使用を控えることをおすすめします。湿気は、カビ・ダニの発生にも繋がってしまう注意すべき存在です。日頃から湿気がたまらない状態にしておきましょう。
畳の部屋に大きい家具はなるべく置かない
畳の上に大きな家具を置いた場合、掃除はしづらくなるのはもちろん畳の変形に繋がります。家具付近の掃除がしづらくなって変色に繋がる恐れも。
畳にダメージを与えてしまう行いを避けて、なるべく良い状態をキープしましょう。
畳掃除に関するよくある質問
今回は、畳掃除に関しよく寄せられる2つの質問と回答をまとめました。
- 汚れ防止のために普段からやっておいた方が良い事
- 自分で掃除すると悪化の恐れがあるため不安が拭えない
各内容の詳細を解説します。
汚れ防止のために普段からやっておくと良いことは?
汚れ防止のために普段から行って欲しいことは、大きく分けて下記の2つです。どちらもすぐできる方法なので、ぜひ実践してください。
- 普段から乾燥させる
- カーペットや家具を置かない
カビやダニを防止するなら、普段から畳を乾燥させておきましょう。畳を取り外した後、日当たりのよい場所に干して「天日干し」します。
ただ、やりすぎは逆に畳の日焼け・変色に繋がるので注意してください。何度も行った方が効果が高そうに感じますが、あくまでも1年に1~2回ほどに抑えておくことが大切です。
また、注意点と重なりますが畳の上にカーペットや家具を置かないようにするのも1つのポイント。掃除がしづらいのはもちろん、変形に繋がる恐れがあります。
湿気が溜まりやすくカビ・ダニに繋がる可能性もあるので、なるべく畳の上には物を置かないようにするのがおすすめです。
自分で掃除すると逆に悪化させそうで怖い
畳掃除にはさまざまな方法があり、トラブル別の対処方法もそれぞれ若干異なります。掃除に関する注意点もいくつか存在するため、不安に思われてしまう方も多いです。
もし自身で掃除するのが不安な方なら、掃除のプロにお任せください。経験豊富な掃除のプロ達がお客様1人1人のお悩みに合わせて的確に掃除を行っていきます。
また、掃除のプロであればさまざまな知識を有しているため、畳掃除に関するアドバイスや注意点を教えてもらえる可能性も。本格的に畳汚れを落とすのであれば、掃除のプロを探しましょう。
畳の汚れを確実に落とすならプロのサービスを依頼するのが1番安心
「天然素材で作られているので物凄く丁寧にやる必要がありそう」
「失敗したら痛みそうで不安」
畳の汚れを確実に落とすのなら、掃除の専門業者に依頼するのがとてもおすすめです。経験豊富なプロが畳の汚れや状態を確認し、的確かつ丁寧な作業を行っていきます。そのため、安心してお任せすることが可能です。
また、汚れというのは毎日丁寧にお掃除をしていてもどうしても溜まってしまうもの。プロの業者に依頼すれば、徹底的に汚れにアプローチ・除去していきます。
天然素材「い草」で作られた畳は、とてもデリケートであるため掃除も慎重に行うのが重要です。少しでも掃除に不安がある方やプロにお任せしたいという方は、ぜひ専門業者にご連絡ください。
まとめ|畳掃除は正しい道具を使用して慎重に行うのが重要!掃除のプロにお任せください
本記事では、畳の正しい掃除・手入れ方法を紹介しました。畳掃除は、正しい方法を把握した上で丁寧かつ慎重に行うのが大切です。
ただ、掃除に関し不安をお持ちの方は確実に汚れを落としてくれる掃除のプロに依頼することをおすすめします。正しい知識を有した専門業者が、作業を行うので安心です。
さらなる状態悪化を招いてしまう前に、掃除のプロにぜひご相談ください。
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